猫の日を前に合同譲渡会 三和荘に600人来場しにぎわう

2025年02月18日 のニュース

 京都府福知山市内の動物の里親探しボランティア2団体が、初めて合同で主催した「保護猫譲渡会」が16日、三和町寺尾の三和荘で開かれた。2月22日(にゃんにゃんにゃんの日=猫の日)を前にしたイベントで、マーケット「猫の日にゃ~ケット」も同時開催。全体で600人ほどが来場し、猫との触れ合いなどを楽しみながら、適正飼育の大切さも学んだ。

 主催は「キャッツワン」(福山広貴代表)と「いるまん保護動物シェルター」(萬代長士代表)。それぞれ市内で定期的に譲渡会を開いており、交流はあるが一緒にイベントをしたことはなかった。猫の日近くに大規模なものを-と、今回の企画を考案したキャッツワンから声を掛け、いるまんが快諾した。

 譲渡会場は多目的ホールで、キャッツワンから8匹、いるまんから18匹の計26匹が参加。子どもから大人まで多くの人が各猫の紹介文をじっくり読んだり、体をなでたりして触れ合い、愛らしい姿に目を細めていた。

 最終的に10匹ほどが、相性をみるため試しに暮らすトライアルが決定。またこの日は、共催した市がブースを構え、野良猫や多頭飼育崩壊に関する相談を受け付け、解決に向けた助言、今後の対応などについても説明した。

 このほか野良猫が増えると、糞尿被害などで困る住民が多くなり、猫にとっても病気になったり、交通事故に遭ったりして、室内飼育に比べて平均寿命が4分の1ほどになることなども、口頭やチラシなどで伝えて啓発した。

 屋外などで開かれた「猫の日にゃ~ケット」も盛況だった。フランクフルトやたこ焼き、クレープ、ペンダント、猫柄の布小物などが並び、昼時には食べ物のキッチンカーやブースで、長い列ができていた。

 福山代表は「急きょグラウンドも駐車場にするなど、想定以上の人に来てもらえてうれしい。トライアルにつながったり、保護猫の存在や活動について知ってもらったりする良い機会になりました。今回のような大規模イベントは、年1回ほど続けていけたら」と話していた。

 

写真上(クリックで拡大)=大人も子どもも愛らしい猫に首ったけ
写真下(クリックで拡大)=猫の日にゃ~ケットもにぎわった

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