全国高校生パンコンテストで優秀賞、特別賞のW受賞 福知山淑徳2年生の田畑柑菜さん

2025年02月02日 のニュース

発酵食材3種使い「発酵(×3乗)参上パン」

 高校生がパン作りの技術を競う「第19回全国高校生パンコンテスト」で、京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校調理系列2年、田畑柑菜さん(氷上中出身)が、最優秀賞に次ぐ優秀賞(審査員特別賞)を受賞。特別賞(アイデア賞)にも選ばれ、出場者で唯一のW受賞となった。淑徳高から同コンテストに出るのは初めてだったが、好成績を収めることができた。

 コンテストは静岡県伊豆の国市などでつくる実行委員会が毎年、「パン祖のパン祭」のメインイベントとして開催。今年は全国18校から154点の応募があり、予選の書類審査(レシピ、パンの写真)を通過した23人が1月18、19日の2日間にわたり、伊豆の国市の韮山文化センターで行われた最終審査で競った。

 田畑さんは、3つの発酵食材を使う「発酵(×3乗)参上パン」で挑んだ。

 小麦粉にヨーグルトとイースト菌を加えて生地をこしらえ、表面は、はさみで切り込みを入れた部分を立ち上げ、花びらのような形にした。花の軸部には、ゆで卵にからしをあえてペースト状にしたものをトッピング。パンの中には、もう一つの発酵食材のみそで煮込んだ豚肉を入れている。

 淑徳高では製パンの授業がないため、田畑さんは、コンテストに向けて昨夏のインターンシップで世話になった福知山市北栄町のパン店「ベッケルマルジ」の塩見勇人代表から、パン作りの基本を教わり、学校でも放課後に練習を重ねた。

 18日は実技審査、19日はプレゼンテーション。実技は6時間の制限時間の中で行われ、田畑さんは4時間で仕上げた。「最初は緊張したけれど、進めていくうちに楽しみながら作ることができました」と振り返る。

 料理コンテストへの出場も初めてで、「入賞は期待していなかったので、とてもうれしい。今回は1人での挑戦でしたが、次は友だちと協力してコンテストに出場したい」と話している。


写真上(クリックで拡大)=W受賞を喜ぶ田畑さん
写真下(クリックで拡大)=田畑さんが作ったパン

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