さとう、4府県で1051億売り上げ14期連続増収
2024年06月19日 のニュース
京都府福知山市東野町に本部を置き、4府県に「バザールタウン」「フレッシュバザール」などの店舗展開をする総合小売業のさとう(佐藤総二郎社長)はこのほど、2023年度のグループ連結決算を発表した。営業収入を含む売上高は1051億1300万円(前期比3・1%増)、経常利益は36憶6100万円(同33・9%増)といずれも過去最高を更新し、増収増益決算となった。
創業358年目の老舗企業。京都府、兵庫県、大阪府、福井県で大型ショッピングセンター、食品スーパー、ホームセンター、レストランなどの多業態を展開しており、23年度の決算は83店舗を対象に算出した。
当年度は、大阪府交野市と京丹後市で計2店舗を新規出店し、兵庫県豊岡市で既存1店舗の建て替え新築を実施。感染症法上の新型コロナの位置付けが5類に移行されたことによる人々の消費活動の活発化、物価高騰による商品の値上げなどを要因に、売上高は10年度以来14期連続の増収。また業務の効率化を進め、増益となった。
24年度は、消費者の節約志向が顕著になることへの懸念や円安の継続、国による電気、ガス料金の負担軽減措置の終了など、取り巻く環境は厳しさが増すと予想される。この中で、2店舗の新規出店、既存数店舗での改装を実施し、増収減益を見込んでいる。
写真(クリックで拡大)=福知山駅近くの「フレッシュバザール福知山お城通り店」