長田野工業センターが50周年 節目を祝う

2023年11月13日 のニュース

 京都府福知山市の長田野工業団地に立地する43社で作る一般社団法人長田野工業センター(仁張直敏理事長)の設立50周年式典が11日、福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで開かれた。会員企業、来賓を含めて約200人が出席し、国内有数の内陸工業団地として発展してきた半世紀を喜び合った。

 長田野工業団地は、京都府の総合開発計画で1970年に本格的な造成工事が始まり、工業センターが73年10月に発足。団地は74年3月に設立した。

 オイルショックの直撃を受け、近年もリーマンショック、東日本大震災、新型コロナウイルス、物価や資源価格の高騰と、国内外経済の荒波を受けてきたが、会員企業数はセンター設立当初の3倍に増え、従業員数は約8倍の7457人。福知山をはじめ府北部地域経済をけん引する存在となった。近年の年間製造出荷額は過去最多を更新し続け、22年度は前年度比16%増の3527億円だった。

 式辞に立った仁張理事長は、連帯する会員企業、支えてくれる府と市など関係機関への感謝を述べて節目を喜び、「発足時の高き理想と理念の下に更に結束して、地域と共に次の50年を見据えて努力していきたい」と意気込んだ。

 同センター役員を16年にわたって務めた仁張理事長に京都府知事と福知山市長からの感謝状が贈られたほか、永年功労・勤続の個人、事業所などを同センターが表彰。山下晃正副知事の記念講演などのあと祝宴に移り、改めて節目を喜び合った。

 

写真(クリックで拡大)=多くの出席者を前に更なる発展を誓いあいさつする仁張理事長

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