秋空の下に夏の花ヒマワリ 夜久野町大岶で2千本

2023年11月01日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町大岶で、地元の衣川良憲さん(76)、千里さん(73)夫婦が自宅近くの8アールの休耕田で育てるヒマワリが見ごろを迎えた。11月に入ったが、野山に映える約2千本の夏の花・ヒマワリが秋空の下で咲き乱れている。

 衣川さん夫婦が育てるのは「ハイブリッドサンフラワー」という品種で、花径は30センチ程度で草丈は高いもので170センチほど。

 良憲さんが秋に遠方へ出かけた際、道沿い一帯に咲いていたヒマワリ畑に感動し、自分でもやってみたいと今年8月に初めて種をまいた。

 「最初にヒマワリ畑をやりたいと相談したときは世話の問題などもあって家族には反対されました」と頭をかく良憲さん。計画は一度頓挫しかけたが、そこから千里さんが「一度言い出したことは最後までしっかりやりきれば」と背中を押し、娘や孫を巻き込んで、一家総出で育ててきた。畑に咲いた花を見ながら千里さんは「結局私の方が熱心に育てていましたね」と笑顔で話す。

 ヒマワリ畑は同居する孫娘、ゆいさん(9)の名前を取って「ゆいちゃんの花畑」と名付け、周りには千里さんが作った「ゆいちゃん人形」も置いて訪れた人を迎える。

 良憲さんは「過疎化が進む地域ですが、近所の人や通りがかった人が、見ていて笑顔になるような花畑になればいいなと思っています。たくさんの人に楽しんでもらいたい」と話している。

 見ごろは2週間ほど続くという。

 

写真(クリックで拡大)=一面に咲くヒマワリと衣川さん夫婦

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