福知山と豊岡結ぶ国道426号を安全な道路に 改修同盟会が要望
2023年11月01日 のニュース
国道426号改修促進期成同盟会の2023年度通常総会が、京都府福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザでこのほど開かれ、危険区間の早期整備を求める要望書を府に提出した。
国道426号は、兵庫県豊岡市を起点に福知山までを結ぶ全長約50キロの幹線道路。豊岡市の国道178号と福知山市の国道9号を結び、地域住民の生活を支えるほか、防災、物流、観光などを担う路線で、但馬への東の玄関口となっている。
総会には、沿線の行政・議会関係者、来賓の府中丹西土木事務所長らが出席した。
初めに福知山市長(会長)代理の前川二郎副市長が「地域経済を支える幹線道路であると同時に、災害時にも重要な路線となります。財源確保が難しい中ではありますが、安全な道路の実現に向け早期の整備をお願いしたい」とあいさつ。続いて22年度事業、歳入歳出決算を報告したあと、23年度事業計画、予算案を提案し、全て承認した。
総会後、福知山市は急カーブが連続し見通しが悪く、危険箇所が多い小田-常願寺間の早期改良を求める要望書を府中丹西土木事務所に提出した。
要望に対し、俣野龍象・同事務所道路計画課長は「該当区間は山と川に挟まれていて道路の拡幅には多大な費用が必要で、早期の改良は難しい。それでも舗装の補修や防護柵の設置など、府民の方の安心、安全を守れるよう、実現可能な部分から着手していきたい」と回答した。
同日には、同じ会場で主要地方道但東夜久野線改修促進期成同盟会の総会もあった。
写真(クリックで拡大)=道幅が狭く見通しの悪いカーブが続く国道426号の小田-常願寺間