動物園と三和会館の活性化にサウンディング調査
2023年10月26日 のニュース
京都府福知山市は、猪崎の三段池ラビハウス動物園、三和町千束の三和会館で各施設の活用に向けた「サウンディング型市場調査」をした。動物園では総合建設会社、教育機関など市内外からの参加があり、小学生らの遠足でにぎわう様子を視察し、周辺エリアと合わせた活用案を市と話し合った。
京都府、京都銀行でつくる府公民連携プラットフォームとの共催。
動物園では今年度から5カ年計画で「市動物園活性化事業」を進め、手すりの再塗装、樹木の伐採などをしていく。市場調査は、ソフト面も含めてにぎわいを探ろうと、猿ケ島、青空広場、ゆうぎ広場など周辺一帯を含めて実施した。
20日にオンラインを含め10者が参加。市職員の案内で一帯を歩き、道中では「動物園までの駐車場はどこが近いですか」「動物が可愛いですね」など、質問や感想が出ていた。
市との意見交換では多くのアイデアが出され、「動物園だけでなく、周辺の広場をもっと活用した取り組みが良いと思う」といった意見があった。
三和会館は来年度から空き施設になるため、民間活用策を積極的に探っている。7者の参加があり、「地元に喜んでもらえる地域密着型の施設を一緒に作っていけるような事業ができるのではないか」など、地域を意識した意見が多く出された。
市は今後、今回の調査を参考に各施設の具体的な活用方法を検討していく。
写真(クリックで拡大)=動物園で二本松俊邦園長の説明を聞く参加者