台風7号:災害復旧ボランティア19日受け入れ開始
2023年08月18日 のニュース
台風7号による被害を受け、京都府福知山市の市災害ボランティアセンター(センター長・夜久豊基市社会福祉協議会長)は19日から、被災した人たちの生活復旧支援を目的に、ボランティア活動を始める。
市のまとめによると被害は大江、北陵両地域に集中しており、民家被害は土砂流入が17軒、床上浸水18軒、床下浸水37軒で合計72軒となった。
支援内容は、家屋に流入した土砂の撤去、ぬれた家具の整理、屋内の泥のかき出しなどの作業。
ボランティアは、府内または近隣市町の個人、団体(5人以上)が対象で、泥のかき出し、拭き掃除などをする。活動は19日から23日までだが、期間については変動する場合がある。集合場所は大江町河守中央の市役所大江支所前で、午前9時から受け付ける。
希望者は活動日の前日までに、同センター専用電話0773(25)3024へ。
■被災地の支援に京都府が交付金■
京都府は、台風7号被災地・者支援を目的に、土砂撤去や被災家屋の清掃、支援物資の発送などをする自治会やボランティアグループなどの非営利団体の活動に対し交付金を出す。福知山市内の場合は、事業費の10分の10で交付上限額は30万円(府20万円、市10万円)となる。8月14日から9月30日までの活動が対象になる。
府が中丹3市に災害救助法を適用したことに伴う地域交響プロジェクト交付金の「被災地支援プログラム」。スコップなど資材の消耗品代、がれき搬送用トラックの借り上げ料、ボランティアに関する募集チラシの印刷代や保険料などの経費に充てることができる。
申請に必要となるため、資材購入などのレシートや領収書、活動風景の写真などを保管しておく。
府文化生活総務課は「まだ被害の全容が見えておらず、対象は府内全域となっていますが、中丹3市の被害は特に大きく、ぜひ活用してほしい」と話している。
相談は府中丹広域振興局企画・連携推進課、電話0773(62)2031へ。
写真=復旧には多くの人の手がいる