福知山から富士山へ 交流事業で中学生12人
2023年08月03日 のニュース
鬼伝説の山・大江山のふもと、京都府福知山市内の中学生12人が2日朝、富士山に登るため、観光友好都市の静岡県小山町へ向けて出発した。両市町の交流事業「夏休み富士山チャレンジ自然体験」で、期間は4日までの2泊3日。
小山町は大江山の鬼退治で活躍した坂田金時(金太郎)の生誕地でもあり、1982年に旧大江町と交流を始め、2012年に市と観光友好都市となった。富士山があるまちとしても有名で、多くの人が訪れる。
3日に頂上を目指し、夜には小山町の中学生たちと交流。4日は富士浅間神社などを訪れてから帰福する。小山町の姉妹町でもある岡山県勝央町などの中学生も参加する予定。
福知山市役所前で出発式があり、リュックを背負った1年~3年の生徒たちは、見送りに来た保護者たちに「行ってきます」と元気よくあいさつし、バスに乗り込んだ。京都共栄学園中学校3年の斎藤美桜さんは「学校で『富士山の信仰』がテーマの研究をしているので、現地でいろんなことを体験したい。初めての場所でどきどきしていますが、たくさんの人と交流出来たらうれしいです」と笑顔を見せた。
6日~8日には小山町の小学生を迎え、福知山の小学生と大江山登山などで交流する。
写真(クリックで拡大)=バスに乗り込む中学生たち