カーポートでブドウ栽培 平野町の奥村さん

2023年07月18日 のニュース

 住宅が立ち並ぶ京都府福知山市平野町、奥村栄さん(85)宅のカーポートの屋根下に広がるのは、ブドウの枝。そこから、袋掛けされた房がいくつも垂れ下がっていて、8月中ごろの収穫を待つばかりとなっている。

 旅行先の岡山県でブドウ栽培の様子を見た栄さん、和子さん夫妻は、自宅で作ってみようと決め、病気から守るための雨よけになるカーポートを利用することにした。

 8年ほど前にデラウェアの苗木を購入し、手先が器用な栄さんが、屋根下に何本かの支柱を取り付け、枝を誘引。2、3年目は数えるほどの房だったが、剪定(せんてい)や施肥などを繰り返し、今では100房以上を収穫できるほど成長した。

 体調を崩した栄さんに代わり、今は和子さん(74)が、高さ2・5メートルの部分にはわせた枝の一部を剪定したり、房に袋を掛け、米のとぎ汁や油粕を肥料として与えている。

 和子さんは「これだけ実るのはうれしい。種なしにする処理はしていないのですが、種ありのも甘くておいしいです。自分のところで食べる以外に、知り合いにお裾分けして、『おいしい』と言われるのがうれしい」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=たくさんの房が垂れ下がっている

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