手すり壊れ、玄武岩公園の東屋を立ち入り禁止に
2023年07月14日 のニュース
福知山市夜久野町小倉、やくの玄武岩公園にある東屋が現在使用禁止になっている。手すりを支える木の一部が破損しており、修繕作業や建屋全体の確認が必要で、作業工程なども含め、市と京都府が協議しているが、利用再開のめどは立っていない。
公園は、夜久野高原にある府唯一の火山、宝山が約30万年前に噴火した際、流出した溶岩が冷え固まって形成された六角形の柱状節理が見られることで知られる。高さ約15メートル、幅約150メートルにわたって雄大な景観が続く。「小倉の玄武岩」として「福知山十景」にも選ばれる。
5月下旬に市職員が同公園を訪れた際、東屋の一部破損に気付いて使用禁止に。破損箇所は一部だが、木造建屋全体の劣化も考えられるため調査を必要としている。
一帯の「夜久野玄武岩柱状節理」は府指定天然記念物になっていて、重機などの乗り入れができない。府の担当者も現地を確認していて、市は作業用の足場の設置を検討するため東屋の図面を府に提出している。
また、柱状節理が残る山の斜面の一部が、5月の連休中の雨の影響で崩れており、その対応も併せて府と協議している。
写真(クリックで拡大)=立ち入り禁止になっている東屋