児童科学館で化石展 貝など寄贈の800点

2024年02月23日 のニュース

 京都府福知山市猪崎、三段池公園内の市児童科学館(塩見文雄館長)の1階イベント広場で、「歴史とロマンを語る化石展」が開かれている。植物や貝、アンモナイト、フズリナなどの化石約800点を採集場所と年代別に整理して展示。来館者が太古の時代に思いをはせている。3月3日まで。

 展示されているのは綾部市の化石収集家、故・片岡道雄さんが府北部、福井、兵庫、三重など近隣の府県を中心に各地で発掘したもの。片岡さんはかつて「北京都地学研究会」の会長もしていて、国内外で化石探索、地質調査をしてきた。

 児童科学館へは一昨年に家族から化石の寄贈があり、展示会は今年で2回目になる。

 クヌギやクリの木の葉、魚、昆虫の化石のほか、約1500万年前のハマグリやアカガイといった多くの貝化石が埋まった岩板、約260万年前のゾウの足跡化石をかたどった石膏など、ユニークなものがずらり。

 夜久野町で出土した約2億5千万年前のウミユリや二枚貝のミネトリゴニア、由良川で見つかったさまざまな種類の石などもある。

 訪れていた子どもたちは「葉っぱが化石になっているのがびっくり」と興味深そうに見入っていた。

 時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。水曜日休館。入館料は大人330円、4歳~中学生160円。

 

写真(クリックで拡大)=各地で発掘された化石が並ぶ

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