ゴミ拾いスポーツ「スポGOMI」福知山市で初開催
2024年10月01日 のニュース
優勝は福高野球部A
スポーツの要素を盛り込んだごみ拾い「スポGOMI」が9月29日、京都府福知山市猪崎の三段池公園で開かれた。市内外の高校生、会社員らでつくる14チームの約60人が参加。拾ったごみの種類別に設定された重量で獲得できる合計得点を競い合い、福知山高校野球部Aチームが優勝した。
スポGOMIは「ごみ拾いはスポーツだ!」がスローガンで、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブによる取り組み。府内では同法人と協力し、府中丹西・東の両保健所が主催して実施している。河川を下って海岸に流れ出る漂着ごみなど、ごみ問題に関心を持つ人を増やすことが目的で、市内では初開催になる。
3~5人でつくる各チームが、三段池公園全域を対象に約1時間で、どれだけのごみを拾えるかで競った。池周辺の遊歩道、大はらっぱ、テニスコート周辺など、参加チームごとに目星をつけて出発。燃えるごみ、燃やさないごみ、空き缶、ペットボトル、落ち葉などを探し、袋へと集めた。
西舞鶴高校2年の瀬野あかりさんは、同級生と3人チームで参加。「池の近くに隠すようにごみが捨ててあったりして、思ったより量があって驚きました。どこに捨てられているか予測しながら探すのが楽しいです」と笑顔を見せた。
制限時間後は、円形広場の受付前に集まり、チームごとに拾ったごみを分別して秤に乗せた。自動車タイヤのホイールカバー、ペットボトル、テニスボールなどのごみが見つかり、全体で計42・24キロが集まった。
競技後には、同法人代表理事の馬見塚健一さんが、海岸への漂着ごみ問題をテーマに講演をし、最後に表彰式をした。
成績は次の通り。
(1)福知山高校野球部A(2)ミスター後野(3)(公社)京都府産業資源循環協会青年部会
写真(クリックで拡大)=拾ってきたごみを計量し、得点を競い合った