滝が流れるように咲く桜 府緑化センターのヤエベニシダレ回復
2023年04月05日 のニュース
桜の名所、福知山市夜久野高原にある京都府緑化センター=夜久野町平野=で、ヤエベニシダレが見ごろを迎えた。樹勢回復の作業で一部を伐採して5年目。以前のように、滝が流れるように下がった枝にピンク色の小花がたくさん付き、「桜の木に元気が戻り、見栄えが良くなった」と話す来場者が多い。
ヤエベニシダレは緑化センター開設時の1983年、玄関に続く約100メートルのアプローチ両脇に植樹された。成長に伴って枝が過密になり、日照不足で花数が減ってきたため、25本のうち11本を伐採。残り14本はせん定した。
樹形が回復してきたことに加え、新型コロナウイルスの感染が落ち着いている今年は、地元だけでなく、京阪神などからも花見に訪れる姿がみられ、桜のトンネルをくぐりながら写真撮影をしている。
緑化センターは3月30日に開花を宣言。「陽気が続いて昨年より1週間ほど早く、今後の天気次第ですが、今週いっぱいは楽しめると思います」としている。
■夜はライトアップ 別世界が広がる■
開花期間中は土、日曜日も開門する。入場できる時間は午前8時30分から午後5時まで。地元の地域おこしグループ「ときめき会」がライトアップする15日ごろまでは午後10時まで。センターには一般用駐車スペースがなく、道の駅農匠の郷駐車場の利用を呼びかけている。
写真=滝が流れ落ちるように桜の小花が咲くヤエベニシダレ