119に映像送信 24年4月から市消防本部
2023年03月22日 のニュース
福知山市消防本部を含む亀岡以北の6消防本部は来年4月1日から、スマホを活用した映像通報システム「Live(ライブ)119」を導入する。通報者のスマホから現場の映像を指令センター員らに送信する仕組みで、アプリは不要。救急、火災、交通事故現場で活用する。
亀岡以北の119番通報は来年4月から、福知山市東羽合の市消防防災センターで準備中の「中・北部地域共同消防指令センター」で対応する(参照記事)。このためのシステム整備を進める中で、ライブ119を導入することにした。
ライブ119は全国的に導入が進んでいるシステムで、市消防本部によると、府内ではすでに京田辺市や京丹後市で活用しているという。
あらかじめアプリのインストールをする必要はなく、指令センター員が通報者のスマホにショートメッセージを送信。画面に表示されたアドレスをタップすると、映像の送信ができる。
また、通報者に対して映像を送信することもでき、具体的な心肺蘇生法などをより分かりやすく伝えることも可能となる。
市消防本部は「従来の音声での119番通報に加え、現場の映像を見ることで、正確な状況を迅速に把握でき、救命率の向上、被害の軽減につながる」と話している。
写真=現場の映像を迅速に指令センター員に知らせるシステムを導入する(画像の一部を加工しています)