全国どぶろくコンテストで鬼ババァーがW入賞
2023年03月05日 のニュース

全国各地で造られたどぶろく(濁酒)の出来を競う「どぶろくコンテスト」で、どぶろく特区・京都府福知山市大江町の杜氏、佐藤則子さん(71)=河守、割烹さとう=が醸造した「鬼ババァー」が入賞した。さっぱりとして癖がなく、糖度と酸味の低い淡麗の部と、こくがあって糖度と酸味が高い濃芳醇の部でW受賞を果たした。
今年度のコンテストは、秋田県北秋田市での第16回全国どぶろく研究大会の中で開催。審査をして、両部それぞれ最優秀賞1点、優秀賞3点を決め、入賞に淡麗の部17点、濃芳醇の部21点を選んだ。
佐藤さんは2011年から、約600枚の棚田が広がる同町毛原の田で育てたコシヒカリを使い、店舗隣に設けた醸造場で、どぶろく造りを続けている。
全国コンテストには、12年から毎回出品している。これまで最優秀賞3回、優秀賞を4回受賞。入賞は今回で5回目となる。
佐藤さんは「両方で入賞できて大変うれしいです。味が変わらないように、米の栽培や醸造の際の温度管理などには細心の注意を払っています。これからも誰が飲んでもおいしいといってもらえるようなどぶろくを造っていきたい」と話している。
写真=どぶろく造りを続ける佐藤さん