“春の息吹”をお届け 下川口で高齢者に桃の花

2023年02月27日 のニュース

 季節を感じてほしいと、京都府福知山市の下川口地区福祉推進協議会(赤井憲太郎会長)は26日、地区内で一人暮らしをする高齢者らを対象に、桃の花をプレゼントした。役員や自治会長ら18人が手分けして、各家庭を回った。

 福祉推進協議会は、民生児童委員や自治会、老人会、ボランティアグループのメンバーらで組織している。小学校区単位で設けられていて、その地域に応じた活動をしていることから「地区社協」とも呼ばれる。

 下川口地区は市内で最も早い1989年に活動を始めた。例年この時期には地域のひとり暮らしのお年寄りが集まって食事や催しを楽しむ「節句のつどい」を開催していたが、新型コロナウイルスの影響で中止。その代わりにと、2021年から、高齢者夫婦も加えた世帯に桃の花をプレゼントしている。

 今回は計101世帯が対象。メンバーたちは、体調の変化などを聞き取りながら、「桃の花には邪気を払う力があるとされていますよ」などと伝えて、「春の息吹を感じ始める季節に、コロナウイルス収束の兆しが感じられることを願ってお届けします」と記した案内文や、つぼみが付いた桃の枝を手渡した。

 受け取った女性(70)は「いつもいただきありがたい。気持ちも春らしくなり、うれしく思います。玄関に飾ります」と話していた。

 

写真=桃の花をプレゼントした

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