新鉄道館の愛称は期待膨れる「フクレル」

2023年02月27日 のニュース

 京都府福知山市が、福知山城公園内に8月のオープンをめざして建設を進めている新鉄道館の愛称が「フクレル」に決まった。福知山鉄道館を英語表記した「FUKUCHIYAMA RAILWAY MUSEUM」の略称。施設への表示やパンフレットなどに使われる。

 愛称は市が昨年12月上旬から公募し、約1カ月間に全国各地の49人から95点が寄せられた。審査では観光や子育て、鉄道OB、大学生ら12人で組織する「福知山鉄道館企画会議」などの意見を参考に、「幅広い世代が分かりやすいか」「グッズなどで扱いやすいか」などを基準に選んだ。

 採用されたのは土師宮町の会社員、児島雄介さん(40)の応募作。フクレルは「“膨れる”=増大する」の意味を兼ねており、福知山のこれからの観光へ期待を持つ言葉にもなっているという。「まちづくりや地域プランニングにも関心があり、自分も何か力になれたらと考えていたところの募集でした。選考いただけ光栄です」とコメントを寄せている。

 同時に公募したロゴデザインには24点が寄せられており、愛称のイメージを表現したものを建物との調和なども考慮して作成する。3月中に発表する予定。

 なお、正式名称は福知山鉄道館にする予定で、24日に開会した市議会3月定例会に関連条例議案を提案した。

 新鉄道館は、新町商店街内(下新)の福知山鉄道館ポッポランド1号館が、老朽化と耐震性の問題で18年3月末に休館し、現在地に移転新築中。1号館近くの広小路通り沿いにあるC58を静態保存する同2号館は現在も開館中だが、名称を変更する方向で検討を進めている。

 

写真=選定された新鉄道館の愛称を発表する大橋市長

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