まちを変えていく挑戦者「福知山の変」3人目は鬼そば店長

2023年02月02日 のニュース

 2月2日の鬼鬼の日に合わせて京都府福知山市は、昨年から取り組んでいる「福知山の変」の3人目を発表した。福知山の城下町を築いた明智光秀が起こした本能寺の変。その挑戦心を超えて福知山で挑戦し、まちを変えていく人たちを応援する市民参加型企画で、3人目は雲原の大江山鬼そば屋の共同店長、佐々井飛矢文さん(37)が選ばれた。佐々井さんがモデルとなったポスターが、市内の各施設に掲示される。

 福知山の変は、光秀から受け継ぐ“まちづくりへの挑戦心”を掲げる市が進める「光秀マインドプロジェクト」で、市内外のクリエイターと協力し、まちのPRにつなげている。

 佐々井さんは埼玉県出身。第7代共同店長として、中村麻美さん(62)とともに鬼そば屋を経営している。ポスターは、仕事道具のそば切り包丁や木べらのほか、電車やギターなど多趣味な佐々井さんを表したデザインとなっている。

 ポスターの中では「自分の中に男女両方の性があって、悩み苦しんでいたとき」に中村さんと出会い、全てを受け入れてくれ、救われたことにふれ、「この人のためにも伝統を途絶えさせてはいけない」と持ち前の探求心をフル稼働させ、店を再建へと導いたいきさつを紹介している。

 佐々井さんは「少し恥ずかしいですね」とほほ笑みながら、「移住してきた自分が福知山の顔として起用していただけたのは、市民のみなさんに認められたようでうれしい気持ちと身が引き締まる思いです。これからももっと人の笑顔を作ることができる自分に変わっていきたい」と話していた。

歴代ポスターはこちら

 

写真=完成したポスターを持つ佐々井さん(右)

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