学校給食にお汁粉初登場 丹波大納言小豆の産地・福知山で
2022年12月21日 のニュース

丹波大納言小豆の産地、京都府福知山市の市立小中学校23校で20日、福知山産の小豆を使ったお汁粉が給食で提供された。給食の献立として出されるのは初めてで、子どもたちが濃厚な味を堪能した。
市学校給食センターは地産地消に力を入れており、12月のメニューでは地場産のジビエ(シカ肉)やエビイモ、金時ニンジンなどが使われている。
小豆は、半田営農株式会社(福田恭衛社長)が栽培した100キロ分を使用。水と砂糖と小豆をじっくり煮詰め、最後に塩を加えて甘みを引き立たせ、焼いた白玉団子を入れて完成させた。
畑中の上豊富小学校(塩見文雄校長)では、配膳の時間から「団子がもっと欲しい」「早く食べたい」と大盛り上がり。中には「初めて食べる」という子も。
児童たちは顔を近づけ口に運ぶと、「甘い」「おいしい」と口いっぱいに広がる小豆の素朴な甘みを味わい、笑顔を見せていた。
5年生の男子児童は「小豆の甘さともっちりとした団子の食感がおいしかった。また食べたい」と話していた。
この日の給食にはお汁粉のほかに、高菜豚肉丼ともやしの和え物があり、福知山産のダイコンとネギが使われた。
写真=地場産の小豆を味わった(上豊富小で)