ホテルに不審物-府警と組合でテロ対策訓練
2022年12月03日 のニュース

京都府警福知山署(小林明彦署長)と福知山旅館ホテル組合(芦田敦嗣組合長)は、福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで11月29日にテロ対策訓練を行った。護身術指導や爆発物処理訓練をし、いざというときに備えた。
テロの未然防止と対処能力の向上を目的に実施。福知山署員8人、府警本部機動隊8人、組合員14人が参加した。
訓練では初めに、署員が不審物の見分け方や、さすまたの効果的な使い方、護身術を教え、「不審者には1人ではなく必ず複数人で対応してほしい」と伝えた。
爆発物処理では、ホテルの客室で不審物が発見されたと想定。見つけた従業員が警察に通報し、機動隊の爆発物対応専門部隊が駆け付けた。
防護服を着た部隊は解析班と搬出班に分かれ、エックス線透過装置で不審物の中を確認したあと、マジックハンドを使い慎重に爆発物を可搬型装置に入れ、運び出した。
機動隊の警部補は「狭い空間での搬出作業は難しく、良い経験になった」と話していた。
写真=可搬型装置による搬出作業