福知山の70代男性4人組で氷ノ山など宍粟50名山踏破

2022年11月22日 のニュース

 京都府福知山市内の70代男性登山愛好家4人が、4年半がかりで兵庫県宍粟(しそう)市にある「宍粟50名山」を踏破した。半数が標高1千メートル超級の山で、達成感は大きく、踏破者に贈られる記念Tシャツに袖を通して喜びを分かち合った。

 4人は福知山山の会所属の柴垣宏之さん(78)、藤田隆雄さん(77)、山崎近史さん(73)、今井登惇さん(79)。2018年4月17日の一山(ひとつやま)(標高1064・4メートル)を皮切りに、今年10月19日の花咲山(同637メートル)で完登した。

 宍粟市は大部分が山地で「森とともに生きるまち宍粟」をキャッチフレーズに、100を超える山の中から50の山を選定している。

 4人は最初に登った一山の山頂にあった「宍粟50名山」の標識柱に目を引かれ、完全踏破に一致団結。50名山のスタンプラリー帳を手に、全員の都合が合う第3火曜日を登山日に決めて、次々に登っていった。

 難度は初級から上級まで幅広く、山の会の他のメンバーも参加した兵庫県下最高峰の氷ノ山三ノ丸(同1464メートル)、頂上付近の積雪約70センチで苦労した冬場の行者山(同787メートル)など、四季折々それぞれの山に味があったと振り返る。

 宍粟市長と公益財団法人しそう森林王国観光協会理事長連名の「完全登破認定書」と記念Tシャツをもらって4人は笑顔。「宍粟50名山は登山道、展望台、案内看板などがしっかりと整備されていて登りやすいので、みなさんもぜひ挑戦してほしい」と勧める。

 別選5山も登り終えて宍粟の山々を満喫した。この4年半で年齢を重ねたが元気は変わらず、「次はどこに行こうかな」。更なる頂をめざして相談している。



 

写真=完全踏破Tシャツを着る今井さん、柴垣さん、藤田さん、山崎さん(左から)

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