秋の味覚を求め―「丹波くりまつり」3年ぶりに開催

2022年10月09日 のニュース

 第50回福知山地方丹波くりまつり(実行委員会主催)が8日、京都府福知山市猪崎の三段池公園内にある市武道館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。秋の味覚を求め、市内外から多くの人が訪れた。

京のブランド産品に認定されている丹波くりは、福知山を含む府内、兵庫県内で栽培。「大粒で味と香りも良い」として、人気が高い。一方で府内の生産量は、生産者の高齢化などで、最盛期だった1978年の約1500トンから、15分の1ほどに減少している。

このため、生産意欲の向上をめざすとともに、丹波くりの品質と魅力をアピールし、消費拡大につなげよう-と開いているのが丹波くりまつり。一升ますを使った量り売り、箱売りがあり、開場前から約100人の行列ができるほど人気を集めていた。

また、7日に猪崎の三段池公園総合体育館で開かれた「第4回丹波くり広域品評会」に出品された栗の展示・販売のほか、市内の菓子店などが作る栗スイーツ、地元農産物も並べられ、たくさんの人が買い求めた。

開場の1時間前から並んで購入した三重県鈴鹿市の山下正昭さん(74)は「前回も来ていて、これが2回目です。丹波くりは有名で、味もおいしいですが、なかなか購入できる場所がないので、このような機会はうれしい。栗ごはんや甘露煮にして味わいたい」と話していた。


写真=今回も人気だった丹波くりの量り売り

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