御霊大祭の参道照らす俳句行灯100基 光秀など詠み
2022年10月03日 のニュース
明智光秀をまつる京都府福知山市中ノ、御霊神社で1、2両日、御霊大祭が営まれた。両日とも俳句奉納行灯が飾られ、多くの人たちが参拝した。福知山商工会議所、御霊神社奉賛会主催。
俳句行灯は福知山俳句連盟の会員たちが詠んだ俳句を記した紙を木枠に巻いて、行灯に仕立てたもの。鳥居を入った場所から本堂前までの参道に100基を置いた。
「光秀にからすも集ひて若葉かな」「明智藪暗きに美しき今日の月」など、福知山城と城下町を築いた光秀に関する句や、キキョウの花、ブドウなどの絵が入った行灯もあり、夜には明かりがともされ、ほんのりと周囲を照らした。
訪れた人たちは、行灯の俳句をじっくりと味わい、気に入った句があるとカメラで撮っていた。
神社下の舞殿では1日夜、中止となった和太鼓フェスティバルに替わり、福知山御霊太鼓保存会が演奏会を開催。市内の小学6年生2人も加わり、勇壮な太鼓の音色を響かせた。
このほか神社では大正琴、ハーモニカの奉納演奏、綿菓子の無料配布もあり、にぎわった。
写真=境内を照らす俳句行灯