福知山独自のQRコード決済「ふくぽ」始まる
2022年10月03日 のニュース
京都府福知山市内の約200店舗で使える独自のQRコード決裁アプリ「ふくぽ」の利用が始まった。ポイントがためられ、1ポイント1円で使える。市は1日から、ふくぽで使う「ふくちやま応援プレミアムポイント」の販売を始めており、購入者に25%分のポイントを上乗せしている。購入の上限は1人2万円(2万5千ポイント)。2万人分(5億円相当)を予定する。
キャッシュレス決済の普及促進を図り、市内の経済活動を応援しようと市が企画。ICTを活用した利便性の高いスマートな社会の実現を目指す。名称は「福知山のポイント」を略したもので市民からの公募で決めた。
ふくぽはスマホ用のアプリ。端末にダウンロードした後、アプリを起動してメールアドレス、電話番号などを登録すると使えるようになる。プレミアムポイントはクレジットカードかコンビニ支払いで購入する。対応しているコンビニはローソン、ファミリーマート、ミニストップなど5社。セブンイレブンは非対応。
利用、販売期間は来年2月28日まで。1千円単位からの購入になる。市外の人もアプリを導入し、ポイントを買うことができる。
ポイントが利用可能な店舗はアプリ内で検索でき、市のホームページにも掲載をしている。協力店舗は随時募っており、今後も増えていく。
■スマホ持たない人向けプリペイドカードも■
スマホを持っていない人向けに、2万5千円分がチャージされたプリペイドカードも2万円で販売する。約1千枚を用意する予定で、市商工会議所、商工会で販売申し込みを受け付ける。応募者多数の場合は抽選で購入者を決める。受け付けは31日まで。
ただし、カードの場合はカードに記載されたQRコードを店舗側が読み込む形になるため、対応していない約半数の店舗では使用できない。
写真=ふくぽの利用が始まった