オレンジに染まる秋の雲海 大江山に絶景の季節

2022年10月01日 のニュース

大江山の雲海

 大江山に秋の雲海の季節到来-。丹後天橋立大江山国定公園の一角にあり、鬼退治伝説で知られる京都府福知山市の大江山連峰で、秋の訪れを告げるように雲海が出始めた。大江山8合目に当たる大江町北原の鬼嶽稲荷神社(標高640メートル)では1日早朝、雲が海のように広がる幻想的な風景に約50人が見入った。

 雲海は放射冷却の影響で、空気中の水分が霧となり、盆地などにたまって発生する。昼夜の気温差があり、風のない晴天の時に見ることができる。

 鬼嶽稲荷では、日の出前から、乳白色の霧が立ち込め、下界の山々を覆った。午前6時ごろに山から太陽が上がると、波打つ雲海をオレンジ色に染めた。

 訪れた人たちは島のように山が浮かぶ情景にしばし見とれ、カメラやスマホで撮影していた。

 友人2人とバイクで来た福知山公立大学3年の羽田野唯人さん(20)=岐阜県各務原市出身=は、大江山の雲海を見るのは2回目。「いつ見てもこの景色はきれいですね。太陽が上がり、雲が照らしだされた時は特に美しい。また見に来たいです」と話していた。

 見ごろは11月終わりごろまで。

 

写真=オレンジ色に染まる雲海を見る人たち(1日午前6時すぎ)

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