「鉱石に興味を持って」オパールやサファイアなど、採集した鉱石を自宅に展示
2022年08月24日 のニュース
京都府福知山市上紺屋町の市自然科学協力員、森下修次さん(67)宅で、森下さんが採集した鉱石を展示している。南側の通りに面した室内に並べていて、外からガラス戸越しに観賞することができる。
森下さんは元小学校教諭で、所属する市自然科学協力員会では、鉱石を専門としている。これまでにさまざまな種類の石を採取。子どもたちに鉱石に興味を持ってもらおうと、協力員の活動の一環として、自宅での展示を思いついた。
展示品は鉄と硫黄からなる「黄鉄鉱」や石英の六角柱状の結晶の「水晶」、マッチ箱を押しつぶしたような平行六面体の結晶の「方解石」、紫外線を当てると、紫色の蛍光を発する「蛍石」など26点。中にはアンモナイト、三葉虫、木の葉の化石や古代に土砂に埋もれた樹木が長い年月で石になった「珪化木」もある。
オパールやサファイアなどの原石は珍しく、光を受けるとキラキラと輝く。それぞれの石には、簡単な説明書きが添えられている。
森下さんは「日ごろ見る機会が少ない美しい鉱石も展示しているので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。
森下さんは子どもたちを対象に、所有する鉱石を、ハンマーで割って中を確かめる体験も随時行っている。体験は無料で、割った石は持ち帰ることができる。
写真=展示している様々な鉱石