茶畑に春 京都中丹3市で萌芽宣言、昨年より6日遅く
2022年04月12日 のニュース
京都府中丹西、東の両農業改良普及センターは11日、福知山、舞鶴、綾部3市で一番茶の萌芽宣言をした。冬場の大雪や寒さもあったが、福知山では平年並みで、昨年よりは6日遅いという。市内の茶畑では鮮やかな萌黄色の若芽が、枝先からちょこんと顔をのぞかせている。
新芽の長さが、包葉の2倍まで育ったものが多くなったときに萌芽宣言を出しており、茶摘み時期の目安になる。約30日後に、一番茶の摘み取り時期を迎える。3市は宇治茶の産地であり、品質の良い茶葉は全国的な評価が高い。
同市土、大江町で1ヘクタールの茶園を管理する佐古田勇一さん(47)は、「この冬は雪が多く、枝が折れるなどの心配もありましたが、芽が出てくれてほっとしています」と話している。
写真=一番茶の芽が伸び始めた(福知山市土で)