「お客様を大切にし、社会に貢献を」 さとう入社式で73人決意
2022年04月03日 のニュース

京都府福知山市東野町に本部を置く総合小売業、さとう(佐藤総二郎社長)グループは1日、土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで入社式をした。新卒者59人、昨年度の中途採用者14人の計73人が対象。佐藤社長から激励を受け、気を引き締めた。
佐藤社長は式辞で「私たちの目的と存在意義は、全従業員が心を一つに力を合わせ、お客様を大切にして、豊かな暮らしのために全力を尽くすこと。グループで力を合わせ、社会に貢献していきましょう」と伝えた。
新入社員代表の川島博人さん(22)、酒徳優さん(22)に辞令書が手渡され、新入社員全員で決意表明。例年は、式後に御霊神社参拝と清掃活動、会食懇談会を実施しているが、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に引き続き中止した。
新卒採用社員については、さとうエクスパートセンターでの集合研修、自宅からのオンライン研修などを経て、9日から各店舗で研修を行う予定という。
グループ全体で従業員数は約6250人となった。
■グンゼは綾部で38人■
グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康)は、創業の地・綾部市のグンゼ綾部本社講堂で入社式を行い、38人を迎えた。
佐口社長は「当社は1896年、当時何鹿郡と言われた綾部市で創業し、今年で127年目を迎えました。創業者の波多野鶴吉翁は、この地域の主要産業である養蚕・製糸など蚕糸業をより発展させることこそが何鹿郡の正しい方針、すなわち『是』であると考え、『郡是』を設立しました。そんな当社の成り立ち 自体が、いわば『誰ひとり取り残さない社会的課題の解決』であり、今日の『サステナブル経営』のさきがけであったと言えます」と式辞。創業時の「志」を誇りとしていることを伝えつつも、「変化に臆さず、自律的に挑戦できる人となれ」などと求めた。
写真=さとう入社式で手話を交えて決意表明する新社員ら