近畿運輸局長が過疎地の住民の足・大江の“鬼タク”視察

2021年12月16日 のニュース

 国土交通省近畿運輸局の金井昭彦局長が15日、京都府福知山市大江町の大江まちづくり住民協議会(桑原守朗会長)が取り組む大江地域交通空白地有償運送事業「鬼タク」を視察した。過疎地での住民の貴重な足として活動している事業内容や実績を聞き、幅広いニーズがある実例として、観光利用者を乗せて走るルートを見て回った。

 鬼タクは、過疎・高齢化が進む大江地域で、バス停や駅まで行くことができない住民、観光客らを、自家用車を使って移送するサービス。バス・タクシー事業者が、運行管理や車両整備などで協力する府内初の「事業者協力型有償運送」として、7月から取り組んでいる。


 事業者協力型有償運送は、昨年11月の法改正で創設。金井局長はこの法改正に携わっていたことから、鬼タクの事業が現在どのように進められているか知ろうと、近畿運輸局の関係者3人と視察に訪れた。

 一行は協議会員らと市役所大江支所で懇談。冒頭で桑原会長が「大きな事故も無く、円滑に事業が進められています。雲海の季節には、観光での利用がありました」と話した。

 続いて協議会事務局員が、11月末現在で生活利用の登録が88人(137回)、観光利用は31人(22回)だったと、鬼タクの利用状況などを説明。金井局長は利用区域や車の活用状況、ネットでの予約の可否などについて質問し、事業の流れを確認した。

 このあと一行は鬼タクの車に乗り、京都丹後鉄道大江駅前から大江山方面へ向かう観光利用のコースを巡った。元伊勢外宮豊受大神社や元伊勢内宮皇大神社に寄り、日本の鬼の交流博物館を見学した。

 金井局長は「地域交通が厳しくなっている中、ドアツードアで、安全確認をしっかりとやって運行していただいているので、今後どれくらい事業が伸びていくか注目したい。地域交通のあり方を考えるうえで、大変参考になりました」と話していた。
 
 
写真=観光利用で使う車を見る金井局長(左)

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