見せ場は池田屋での殺陣-中丹支援学校が新撰組の映画制作
2021年12月16日 のニュース
福知山市私市の京都府立中丹支援学校(村田安弘校長)高等部9、10、11組の生徒25人が、幕末の京都で活動した「新選組」の映画を作った。小道具や衣装を手作りし、殺陣も取り入れるなど本格的。17日の学習発表会で上映し、保護者に見てもらう。
京都の歴史について学ぼうと、4月に企画し、数々の小説や映画でも題材になってきた新選組を取り上げた。全員に配役があり、新選組の結成から尊王攘夷派志士たちを襲撃した池田屋事件までを約35分にまとめている。
9月から、動きやセリフを覚える練習を続け、12月13日に最後の撮影を終えた。
生徒たちは段ボールで刀などの小道具を作り、チケットやパンフレットを用意。衣装の一部も自分たちで制作し、それぞれの役の人物や所属する組織についても学んだ。
見せ場は池田屋での攘夷派志士と新選組隊士たちの大立ち回りや、病で倒れた沖田総司と介抱する土方歳三のやりとりなど。沖田役を務めた甲斐拓真君は「みんなで気合を入れて作った作品です。最初は恥ずかしさもありましたが、始まると役になりきって演じられました」と話していた。
写真=池田屋で戦う新選組隊士と攘夷派志士の場面