勤労体験でコナラを植樹 桃映中2年生が地域や公立大生と力を合わせ
2021年12月07日 のニュース

京都府福知山市北小谷ケ丘、桃映中学校(一色浩幸校長)の2年生がこのほど、校区内の森垣の山林でコナラを植樹した。キャリア学習の勤労体験の一環で、福知山公立大学生らと力を合わせて植えた。
2年生は毎年秋、校区内の約30カ所の事業所で2日間にわたり職場体験学習をしてきたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、3カ所限定で一日のみの勤労体験をした。
今年も職場体験学習の代わりに、6カ所での勤労体験を計画。昨年に引き続き、森垣での植樹も体験学習の一つになり、2年生84人中17人が参加した。
植樹場所は滝谷林道沿い、大堀区自治会(河谷寅夫会長)の区有林で、自治会では、豊かな森づくり事業として、広さ約1600平方メートルの土地に今年も200本のコナラの植樹を計画。このうち100本を中学生たちが植えた。
自治会、市、福知山地方森林組合から16人と、公立大からも7人が参加した。
生徒と学生たちは6グループに分かれて作業。スコップやトグワを使い、深さ約20センチの穴を掘り、高さ1メートルほどの苗木を約10本ずつ植えた。掘る位置を決め、雑木の根がたくさん張っている場所では、交代しながら掘り進め、植えて土を戻したあと、根元に落ち葉をかけた。
桃映中2年の芦田結菜さんは「掘りにくかったけれど、大学生との作業は楽しかった。苗木が大きく成長することを願っています」と話していた。
写真=福知山公立大生と一緒にコナラを植える中学生