京の伝統野菜「エビイモ」収穫 昭和幼稚園で5歳児たちが毎日世話して

2021年11月17日 のニュース

 幼稚園児たちによる京の伝統野菜「エビイモ」の収穫があった。京都府福知山市北本町一区、昭和幼稚園(大機美保園長)で5歳児24人が毎日欠かさず水やりなどをして育て、立派に成長。たくさんのイモが16日に取れ、笑顔の輪が広がった。

 エビイモは、表面に横しま模様があり、湾曲していてエビのように見えることから、この名が付いた。おいしいものの、育てるのに手間がかかるため高級品として取り扱われ、市内で栽培している農家もいる。

 府中丹西農業改良普及センターが、食育や郷土愛を育む機会にと、昨年、福知山幼稚園に栽培を勧め、エビイモを作り始めた。今年は昭和幼稚園にも声をかけ、取り組むことになった。

 5歳児クラスが主に世話を担当。5月中旬に苗15本を園内の畑に植え、毎日の水やりのほか、土寄せや肥料をまいたりして、みんなで世話してきた。

 ようやく収穫の時期を迎え、同センターの野村紅梨子さんから収穫の仕方を教わり、作業を開始。移植ごてを使ってまわりの土を掘ったあと、「うんとこしょ」と茎を引っ張り、エビイモを収穫した。

 園児たちは「先生、大きいのが取れたよ」「これめっちゃエビの形してる」などと大喜び。掘ったイモは蒸しておやつの時間に味わった。山口雄大君(5)は「いろんな大きさのおイモが取れて、うれしかったです」と笑顔を見せていた。
 
 
写真=エビイモを収穫する園児たち

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