藍染を体験して地域の伝統文化を学習 庵我小学校3年生
2021年11月09日 のニュース
江戸時代に地元で盛んだった藍染めの学習で、京都府福知山市池部、庵我小学校(浅尾敏彦校長)の3年生13人が5日、中の由良川藍の家に出かけ藍染め体験をした。ビー玉や輪ゴムで絞りの模様をつけ、オリジナルのハンカチを作った。
地域の伝統文化を知り、古里を愛する心を育てようと、総合的な学習の時間を使い、毎年3年生が体験。福知山藍同好会(塩見勝美会長代理)が講師を務めている。
事前に福知山と藍の歴史を学び、近くの畑を見学したり、メンバーの藍染め作品を見学したりした。また模様をつけるための下準備も済ませた。
染め体験は、染め液に浸す作業から始め、それぞれ4回ずつ浸したあと、最後に脱水をして完成。児童たちは、出来栄えに満足げな表情を浮かべ、笑顔で作品を受け取った。
感想発表の時間には、「輪ゴムでとめたりしたら、きれいな模様になることが分かりました」「藍は昔から福知山で作られていて、庵我地域だけ最後まで作られていたと知りました」などと伝え、同好会メンバーを感心させていた。
写真=きれいな藍染めハンカチができたよ