使用済み切手を社会福祉に 福知山の29郵便局が30万枚寄贈
2021年11月06日 のニュース

京都府福知山市内にある29郵便局は、来局者や社員が寄せた使用済み切手約30万7千枚を、このほど市社会福祉協議会(夜久豊基会長)に贈った。使用済み切手は、社協から神戸市のNPO団体に送られ、コレクター向けの古切手セットなどにして販売し、売り上げが社会福祉の向上などに役立てられる。
市内郵便局は使用済み切手の寄贈を長年続けている。前回は2016年3月に贈っており、今回は、それから今年9月末までに、各局に置く回収箱に寄せられたもの。使用済みテレホンカードも併せて届けた。
29局を代表して伊藤雅之福知山局長ら5人の局長が訪れ、「地域のみなさまの協力で多くの古切手が集まりました」と、夜久会長に段ボール箱や袋に詰めた切手を渡した。
届けられた使用済み切手の多さに驚いた夜久会長は「これだけの量が一度に届けられることはめったにありません。使用済み切手をいろんな形にして販売した収益は、障害者の支援などに役立てられます。さらにボランティアの輪が広がってほしい」とお礼を述べた。
写真=夜久会長(左)に使用済み切手を手渡す伊藤・福知山郵便局長