マイナンバーカード普及へ、職場や地域に市職員が申請手続きに出向きます

2021年11月05日 のニュース

 京都府福知山市は、マイナンバーカードの普及促進に向けて、申請支援事業を12月20日から始める。窓口での手続きがしやすくなる申請補助端末を導入するほか、グループで申請したい人たちの元に、市職員が出向く出張窓口の開設にも取り組む。

 マイナンバーカードは、身分証明書や確定申告の電子申告などで使える。国がスマートフォンへの機能搭載や運転免許証との一体化も予定しており、今後、市民の利便性が高まるとみて、市は普及に努める。

 福知山市のマイナンバーカードの交付率(9月30日現在)は36・01%で、府内平均の39・15%、全国平均の38・40%を下回っている。

 現行の申請では、マイナンバーカードに使う証明写真を持って市役所本庁か支所に出向き、10分~15分程度の手続きが必要になる。補助端末を使うことで、窓口で写真撮影ができるようになり、オンライン申請で手続きも簡略化され、所要時間は5分ほどに短縮される。

 また、企業や自治会など10人以上のグループで一緒に申請する場合には、市職員が補助端末を持って最寄りの会場まで出向く出張窓口も開設する。平日が基本だが、必要な場合は休日にも対応していきたいという。

 いずれの支援事業も事前予約制。11月22日から市民課マイナンバーカード普及係受け付ける。

 現行では申請時とカード交付時の2回、来庁する必要があるが、カードの受け取りを本人限定郵便でできるようにして、市民の負担を軽減する。11月22日以降の申請者が対象になる。

 市は「申請から交付まで早くても1カ月ほどかかります。いざ使いたいと思った時に手元にあるように普及促進を進めたい」としている。
 
 
写真=市が導入する補助端末のモデル機

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