六十内で耕作放棄地活用して芋栽培 近隣からも親子ら参加し収穫の喜び
2021年11月05日 のニュース

京都府福知山市の住民グループ「六十内をきれいにする会」(小林伸輔代表、25人)は3日、耕作放棄地だった六十内の畑で芋掘り体験会を開いた。家族連れら34人が参加。子どもたちは、手で土をかき分けてサツマイモを掘り出し、収穫の喜びを味わった。
きれいにする会は、耕作放棄地を活用することで、里山を守りつつ、地域活性化につなげようと、3年前に地元住民で結成。合計3ヘクタールあり、ヒマワリ畑をつくるなどして、精力的に地元の魅力アップに努めてきた。
今年はサツマイモの栽培にも着手。シカの被害に遭って収穫量は減ったものの、実りの季節を迎えたため、イモ掘り体験会を企画。住民らに参加を呼びかけ、近隣の地区からも多くの参加があった。
体験会は20アール分の畑で行い、「手でつるを持って、真上に引き上げたらうまく取れるよ」などと会のメンバーから教わりながら、みんなで楽しく収穫。みそ汁、おにぎりが振る舞われたほか、土産として焼き芋、1家族1キロのサツマイモがプレゼントされた。
上川口小学校3年生の桐村奏多君は「大きいサツマイモが取れた瞬間が、とても気持ちよかった。食べるのも楽しみ」と、試食の時間を心待ちにしていた。
写真=懸命につるを引っ張って収穫した