高校生和食GPで審査員特別賞 京地どりの出汁で粥作った淑徳チーム

2021年08月27日 のニュース

 京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校2年の竹原悠眞君、竹口督馬君のチーム「BAMBOO」(竹)が、全日本高校生WASHOKU(和食)グランプリ2021の決勝大会に出場し、審査員特別賞に輝いた。夜久野町産・京地どりの出汁、京ほたる米を使った粥などで勝負。料理、プレゼンテーションともに満足の出来だったといい、受賞を喜んでいる。

 大会は、次世代を担う料理人の発掘、育成などを目的に、石川県金沢市が主催。同一高校の生徒2人でチームを作り、「出汁を使った和食」をテーマに、規定内の食材原価で、地元の食材を使った料理を考案するもの。書類審査には全国から110チームがエントリーした。

 このうち淑徳高の2人を含む6チームが選出されて、決勝大会が10日に金沢市で行われた。60分以内(事前調理は除く)で3食分を調理し、プレゼンテーションもして、独創性や色彩、手際の良さ、プレゼンの表現力などで評価された。

 淑徳高のチームは、京地どりの鶏ガラ、ミンチなどを煮込んだ濃厚な出汁、水分をよく吸収する京ほたる米を使った「京地鶏粥」をメインに、豆乳湯葉豆腐、八幡巻きなど5品を調理。粥の薬味などとして、細かく裂いた京地どりのささみ、刻んだ九条ねぎ、ショウガも用意し、味を変えながら食べられるようにした。

 2カ月ほどかけてメニューを考案し、調理練習などを重ねて決勝を迎えた2人。「制限時間内で作ることができるようになるまで、とても苦労した」というが、本番はきっちり60分以内に作り、納得のいく料理を提供。グランプリに次ぐ審査員特別賞を獲得することができた。

 2人は「決勝はミスなく作ることができ、出来栄えには満足しています。また地元食材を全国にアピールできたのも、うれしかった。ただグランプリを獲得できなかったのは悔しいので、来年また2人で挑戦したい」と話していた。

 

 

写真上=審査員特別賞に輝いた竹原君、竹口君(右から)

写真下=決勝で作った京地鶏粥など

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