きょう広島原爆忌 戦争の無い世を願い多くの寺院で平和の鐘
2021年08月06日 のニュース

広島に原爆が投下されて76年となる6日、京都府福知山市内の多くの寺院で、「平和の鐘」をつく行事があった。参加者たちは原爆で亡くなった人たちの冥福を祈るとともに、平和への願いを込めた。
平和の鐘は、20年以上前から原水爆禁止福知山協議会(大西勝己代表)が、核兵器の廃絶や悲惨な戦争を繰り返さないことを願い、市内の寺院に呼びかけて、広島への投下の6日と長崎への投下の9日に実施している。
大江町南三、曹洞宗・普門寺(梅原正俊住職)では12人が参加。原爆投下時刻に合わせて午前8時15分すぎから、順番に鐘をつき、広島の方角に向け手を合わせた。
檀家の岩崎博さん(67)=大江町二箇下=は「ここ5、6年は毎年鐘をつきに来ています。母の弟が終戦の年に、潜水艦に乗っていて戦死したので、戦争は人ごとではありません。戦争は人の気持ちを変えていく。核廃絶と悲惨な戦争が二度と起きないように願いました」と話していた。
写真=平和な世の中を願い鐘をつく参加者(6日午前8時25分ごろ、大江町・普門寺で)