「聖火白光ニ輝ク日建之」前回の東京五輪記念に住民が寄進した狛犬 厚東町の聖神社

2021年08月06日 のニュース

 京都府福知山市厚東町の聖神社に、57年前の東京オリンピック開催を記念して建てられた狛犬がある。五輪記念の狛犬建立は珍しく、急速に市街地化が進んだ地域でもあり、地元住民も知らない人が多い。

 聖神社は、地元の氏子11人で管理している。狛犬は像高が71センチで、愛知県中部にある岡崎の石を使用。通常の花崗岩より少し軟らかめの白い石を選んで彫られている。

 建てられたのは昭和39年(1964)10月。基壇の銘文によると、神社を改築した年が、ちょうど東京オリンピックの年で、その両方を記念して、地元住民が寄進した。

 銘文には「聖火白光ニ輝ク日建之」の文字が刻まれているが、字が薄れているため、地元の人たちも寄進理由を知らない人が多いという。

 聖神社に詳しい地元の中路専太郎さん(84)は「神社の改築とオリンピック開催を記念して建てられたのは知っています。いま、テレビでオリンピックを見ていると、昔の東京オリンピックのことが思い出されます」と話している。

 

 

写真=聖神社を守る一対の狛犬

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