旧中六小学校を活用した農業体験型施設でイチゴ収穫期
2021年01月24日 のニュース

京都府福知山市下地の旧中六人部(むとべ)小学校を活用した農業体験型施設「THE 610BASE(ムトベース)」のハウスで、イチゴがたくさん実をつけ、甘い香りを漂わせている。施設として初めての収穫。大きなトラブルもなく順調に成長していて、5月末ごろまで摘み取りが続く。
ムトベースは、廃校活用と地域活性化をめざし、篠尾新町の総合電気設備業、井上株式会社(井上大輔社長)が運営。ビニールハウス7棟をつなげ、2142平方メートルの広い空間を運動場に作り、昨年9月に1万5千株のイチゴの苗を植えた。
品種は、香りが良くて甘い「かおり野」、適度な酸味がある「紅ほっぺ」、果汁が豊かな「章姫」。イチゴ栽培のコンサルタントから指導を受け、温度管理などに気を配りながら育ててきた。
ようやく初収穫の時期を迎え、昨年12月25日ごろから摘み取りを開始。全体的に大粒のものが多く、糖度は15度ほど。納得のいくイチゴができた。
月、金曜日の定休日を除く午前10時から午後4時まで、ムトベースでパック販売しているほか、火、木曜日は午前10時~正午、午後2時~4時に量り売りもしている。また不定期で手作りのイチゴ大福も並べる。
さらに水、土、日曜日には、イチゴ摘み体験(要予約)ができる。
ムトベースのリーダーを務める森翔平さん(29)は「摘み体験は、3品種それぞれ味が違うので、食べ比べも楽しいと思います。新型コロナウイルス感染防止対策を実施し、ハウス内は広くて十分な距離もとっていただけると思うので、ぜひ足を運んでほしい」と話している。
写真=大粒のイチゴがたくさん実っている