自転車の安全利用に一役 成美高生15人が講義と実習受けて府推進員に

2020年12月18日 のニュース

 福知山市水内、福知山成美高校(兒島裕之校長)の生徒15人が京都府自転車安全利用推進員の委嘱を受け、福知山署で16日に委嘱通知書の伝達式が行われた。市内で高校生が推進員になるのは初めてという。

 推進員は交通安全教育活動や広報、啓発活動などを行うボランティアで、府が府民から公募している。同署が成美高に推進員活動への参加を打診し、生徒会が全校生徒から希望者を募ったところ、1年生4人と2年生11人の合計15人が手を挙げた。

 生徒たちは11月28日に校内で府職員や署員から講義と実技の講習を受け、推進員になった。任期は卒業までで、この間に校内での交通事故防止啓発、市内で福知山署などと一緒に事故防止の啓発活動などをする。

 伝達式には、生徒を代表して2年生の高橋彬雄君と成尾透菜さんの2人が出席し、熊谷真人署長が通知書と、活動時に着用する黄色い蛍光色のベストを手渡した。

 熊谷署長は「昨年、府内では10人が、自転車に乗っていて事故で亡くなっています。事故に遭わず、充実した高校生活が送れるよう、みなさんの立場で考えて活動してください」と期待した。

 高橋君と成尾さんは「自転車で通学していますが、自転車のすぐ横を車が通るなど、危ない場面を見ることがあり、同級生たちが事故に遭わないように活動したいと推進員を希望しました。校内でルールを守る強化週間を設けたり、ポスターを作ったりして、成美がモデル校になれるような活動をしたい」と意欲を見せた。
 
 
写真=熊谷署長から委嘱通知書を受け取る高橋君と成尾さん

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