土砂災害を想定、重機など使い救出訓練 京都府内消防署の指揮者ら
2020年10月30日 のニュース

京都府内の消防職員約30人がこのほど、福知山市長田野町の福知山消防署東分署で、土砂崩れで埋もれた人を重機などを使って救出するための訓練をした。
隔年で実施している府消防長会警防部会の研修会で、災害現場で指揮を取ることになる消防司令らが対象。広域災害で緊急消防援助隊府大隊が派遣されることを想定し、土砂災害などで活躍する重機や水陸両用バギーの取り扱いについて学んだ。
参加者は、東分署に配備されている重機の概要を聴いたあと、2班に分かれて実技訓練。土砂に埋めてある人形の周辺に板やパイプで土留めを作りながら、スコップなどを使って手作業で掘った。重機は安全管理に注意して、作業の障害になる土砂を排出した。
訓練指導者からは、救助者のところに土が流れ込まないように作る土留めについて、救助者から一定の距離を空けて設置することなどの助言があった。
写真=重機を使いながら訓練に取り組む消防司令ら