大河「麒麟がくる」越年で全44話放送決定に、福知山から喜びの声

2020年10月22日 のニュース

 NHKは21日、戦国武将・明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回が来年2月7日になることを発表した。話数の変更はなく全44話を放送する。ゆかりの地・京都府福知山市では喜びの声があがっている。

 麒麟がくるは、出演者の降板で初回の放送開始が当初予定から2週間ずれ込む1月19日となった。その後も新型コロナウイルス感染拡大防止で収録を見合わせ、放送も6~8月は一時休止していた。

 コロナの影響で放送日程の先行きが見通せない状況下にあった5月には、福知山市を含む京都、兵庫、福井3府県の11市町などでつくる「大河ドラマ『麒麟がくる』推進協議会」(事務局・福知山市)が、年内終了にこだわらず全44話の放送を求める「お願い文書」をNHKに送っていた。

 推進協会長の大橋市長は「大変うれしく思っているとともに、ドラマ制作のみなさまのご尽力のおかげであると深く感謝しています。明智光秀を中心に、その娘細川ガラシャ、盟友細川幽斎、ガラシャの夫細川忠興ゆかりの地域として、引き続き逸話や史跡とまちの魅力を全国に発信し、一層『麒麟がくる』を盛り上げていきたい」とコメントを出した。

 福知山観光協会会長の芦田敦嗣さん(49)は「コロナの影響で、外出自粛中は福知山への観光客も大幅に減っていたようです。このところようやく増えてきたところで、大河ドラマの延長は大変うれしい。今後は近隣・日帰り観光が多くなることが予測されるので、たくさんの人たちに福知山に来てもらいたい」と話す。

 光秀ファンの吉田博さん(69)=長町=は「毎回楽しみに大河ドラマを見ている。光秀公が、謀反人ではなく良き武将として描かれていてうれしい。全話放送が決定して良かった。これから、丹波攻めで福知山が出ることを期待したい」と話していた。
 
 
写真=NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が越年で全44話放送されることが決まった。出演者の等身大パネルが福知山城下の市丹波生活衣館で展示されている

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