但馬を中心に拡大中「ひょうご枝豆3姉妹」 丹波黒、だだちゃを交配

2020年09月19日 のニュース

 「地元でとれるおいしい枝豆を、おいしく味わって」と、兵庫県朝来市の道の駅「フレッシュあさご」が、19日から「ひょうご枝豆3姉妹」を使った枝豆ごはんのおにぎりなどを販売する。旬を楽しんでもらうために期間限定での販売。

 ひょうご枝豆3姉妹は、県立農林水産技術総合センター北部農業技術センターが、全国区の人気を持つ「丹波黒」と、山形名産の「だだちゃ豆」を交配して生み出した。末っ子の「さとっこ姫」が、いま収穫期を迎えていて、これから長女の「黒っこ姫」、次女の「茶っころ姫」が始まり、10月に適期となる丹波黒へと収穫期がリレーされていく。


 さとっこ姫は2014年に県が農林水産省に品種登録し、お姉さん2種は08年に品種登録された。県が権利を持つが、栽培は岡山など県外にも広がり、栽培面積は種子から換算して30ヘクタールを超える。うち県内は19ヘクタール。朝来市など但馬地域を中心に栽培されている。

 3姉妹とも莢がきれいで、一株に多くの莢が実る。さとっこ姫は大粒で、黒っこ姫は丹波黒系統特有の濃厚な味が特長。茶っころ姫は、鮮やかなうす緑色の実が、ゆでると褐色になり、だだちゃ豆由来の独特の香りを楽しめる。普及に努める北部センター農業・加工流通部長で農学博士の山中正仁さんは「3姉妹ともにおいしいので、食べ比べてほしい」と話している。

■道の駅フレッシュあさごで期間限定販売■


 フレッシュあさごで販売するのは、枝豆ごはんのおにぎり。19日から4日間限定で扱う。レストラン、売店で2個200円。さとっこ姫、または黒っこ姫を、道の駅自慢のしょうゆだしベースの炊き込みご飯で、おにぎりにする。

 また、19日から今月末まで、3姉妹をおかずに入れた巻き寿司弁当(予約制)も販売。売店では地元産の黒っこ姫を販売する。また、10月にも秋の味覚の企画を考えているという。

 フレッシュあさごは播但連絡道のパーキングエリアになっているが、並行する国道312号からも利用できる。電話079(670)4120。


写真上=たくさんの莢がつく「ひょうご枝豆3姉妹」(朝来市和田山町安井、県北部農業技術センターで)
写真中=長女で濃厚な味の「黒っこ姫」(上段)、次女で独特な香りの「茶っころ姫」(下段左)、末っ子で大粒の「さとっこ姫」
写真下=枝豆ごはんのおにぎり

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