作家6人が光秀ラベルをデザイン 純米吟醸「桔梗咲く」

2020年09月18日 のニュース

 京都府福知山市上野にある造り酒屋、東和酒造(今川新六社長)は、明智光秀にちなんだ純米吟醸「桔梗咲く」ブランドの新商品の販売を16日から始めた。福知山ゆかりのデザイナーとイラストレーター合わせて6人が、ラベルをデザイン。個性が光る6種類が完成した。

 桔梗咲くブランドは、酒を通じて福知山とゆかりの深い光秀の魅力をアピールしようと、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始を前にした昨年9月に販売。ラベルデザインは、市内で絵画教室を開くイラストレーター、藤田真由美さんが担当した。

 市民や観光客らに好評で、ブランドのさらなる広がりを-と、藤田さんと杜氏の今川純さんが再び手を組んだ。藤田さんが知り合いのデザイナー、イラストレーターに声をかけ、ラベルのデザインを依頼した。

 作家は、おまつかつみさん、滝町昌寛さん、anonさん、あやーとさん、はたぼーさんに、藤田さんを加えた6人。市内在住など、福知山にゆかりのある人たちが、「地域活性化につながるのなら」と協力した。

 文化人としての光秀、光秀の妻の煕子、福知山音頭、光秀の娘婿の秀満など、それぞれ異なるテーマで、ラベルを1種類ずつデザイン。コミカルなものなど、持ち味を生かしたラベルが出来上がった。

 光秀がテーマの2種はバランスの良い味わい、勇ましいイラスト2種は辛口、柔らかいタッチの2種はまろやかな味わいになるよう、ラベルのイメージに合わせ、今川さんが酒をブレンド。6つのラベルで3種類の味を用意した。

 1本300ミリリットル。飲み比べを楽しんでもらおうと、味わいが異なる3本をセットにして、2400円(税込み)で販売。藤田さんがデザインしたオリジナルトートバッグも付ける。東和酒造の店頭とオンラインショップのほか、JR福知山駅北口の福知山観光案内所などで購入できる。

 藤田さんは「お酒の味が良いのはもちろん、それぞれのラベルも味があり、どちらも楽しんでほしい」と話す。

 また、今川さんは「市民だけでなく、市外の人たちにも手に取ってほしい。このお酒をきっかけに、福知山に興味を持ってもらえれば」と期待していた。

 問い合わせは、電話0773(35)0008の東和酒造。

写真=「桔梗咲く」ブランドの新商品6種。個性的なラベルが目を引く

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