草刈り機で延長120メートルの巨大迷路 三俣で農家が地元園児に開放
2020年09月11日 のニュース
京都府福知山市三俣に、緑肥などとして栽培されるイネ科の一年草、ソルゴーを刈り込んで巨大迷路が作られた。9日には近くの保育園の園児たちが訪れ、迷路を探検した。
迷路を作ったのは、三俣の今川良成さん(70)。以前から、田や畑の土を良くするためにソルゴーを栽培している。
今年は5月下旬に、知人から借りた土師川近くの農地約5アールに種をまいた。梅雨明け後に刈って、堆肥として農地にすき込む予定にしていたが、梅雨明けが遅れたため、刈る時期を逸した。
ソルゴーの丈が2~3メートルに伸びた状態を見て、迷路を作ればおもしろいのではと思い付き、8月初旬に草刈り機を使い、下絵をもとにコースを作った。
広さは約20メートル四方。スタート、ゴールを設け、コースの総延長は約120メートルにもなる。今川さんの招きで、地元の上六人部保育園の4、5歳児31人が訪れ、迷路に挑戦した。
コース内にはカードが掲げられたチェックポイントが設けられ、園児はカードがある場所を通過して、オリエンテーリングのようにゴールを目指した。
一度ゴールしたあと、再びコースに戻り、迷っている友だちを導く子の姿も見られ、みんな何回も楽しんでいた。
今川さんは「迷路を作るのは大変でしたが、子どもたちに喜んでもらい、作ったかいがありました」と話している。迷路は、ソルゴーをすき込む10月上旬まで、そのままにしておく。
写真=迷路を楽しむ園児たち