西町と寺町が災害時に独居高齢者の避難を共同支援

2020年08月21日 のニュース

 京都府福知山市の旧市街地にあり、一人暮らし高齢世帯の多い西町自治会(大西勝己自治会長)と寺町自治会(塩見雅宣自治会長)は、豪雨による水害などが起きた時に、避難が難しい住民たちの支援活動を共同で行う計画を立てている。隣同士の自治会が情報を共有し、絶対に犠牲者を出さないよう、命を守る行動を取っていく。

西町では2018年3月、老人会から自治会に対し、地区内に独居高齢者が増えてきたため、災害時の避難支援を考えてほしい-と要請があった。

自治会役員会で協議した結果、同年6月末に、車8台で広域避難所となっている猪崎の三段池公園総合体育館に身を寄せる態勢を整え、避難困難者の割り出しもした。直後の7月から9月にかけて荒天が続き、計6回、実際にお年寄りらを連れていく支援活動をした。

寺町自治会では、8年ほど前から避難困難者を支援する活動を続けているが、避難場所は成和中学校で、車で行く途中に冠水している箇所があり、不安を抱えていた。

そうした中で、今年2月に開かれた昭和学区の東八町自治会長会による合同研修会で、寺町の塩見自治会長(69)が、西町の大西自治会長(68)の避難支援活動に関する発表を聞き、一緒に活動ができたらと、協力を打診した。

両自治会は由良川堤防に近く、いったん堤防が決壊すると大きな被害が出ることから、西町自治会も支援者のマンパワーや車の確保、情報共有のためにも協力していくのが良いと判断。2自治会での活動態勢を整えた。

支援を必要とする人は現在、西町が20人、寺町は19人。車は西町が8台、寺町は5台を確保している。まだ両自治会が協力しての活動はないが、有事の際はそれぞれの自治会で避難困難者を両地区から近い三段池体育館に避難させ、館内に合同の支援本部を設置。更に緊急で避難を希望する人たちが両地区内にいないか確認し、支援要望があった場合は、両自治会の用意した車で即座に対応する。

このほか避難所での避難困難者らの世話や帰宅時の判断なども、共同でしていく。

大西自治会長は「協力して支援活動をすることで、互いの自治会のノウハウや情報を提供し合うことができる。実際に活動してみて、課題があれば改善していきたい」と言う。

塩見自治会長は「単独で活動するより、情報を共有して動くほうが心強い。今後、両自治会で高齢化が進むと、より力を結集して活動することが必要になってくる」と話す。


写真=西町、寺町両自治会の会長、副会長。水害などが起きた時は共同で避難困難者の支援にあたるため、普段から話し合いを進める

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