中小河川に水位計とカメラ増設 京都府

2020年06月25日 のニュース

 京都府は福知山市内の中小河川7カ所に、危機管理型水位計を増設した。府のホームページで観測データを閲覧できる。また簡易型河川監視カメラを市内8カ所に設置した。

 危機管理型水位計は、平常時は日に1回観測するだけだが、大雨などにより増水した時には10分ごとに観測をする。常時観測をしている通常型より設置・運用費が安価なため、数を多く設置することができる。小型で設置しやすく、ソーラーパネルを備え、無給電で数年動く。

 豪雨災害が頻発するため、2018年度から設置を始めた。初年度は府内62カ所、このうち福知山市は最多16カ所に設置した。今回増設分と合わせて府全域は122カ所、福知山は23カ所となった。

 簡易型河川監視カメラは府内58カ所に設置した。無線式のため通信ケーブルが不要で、ズームや首振り機能を省いてコストを下げている。既設の水位計と一体化、または隣接させており、水位計のデータと併せて公開。水位の上昇を数値に加えて、目で見て実感できる。

 府はこれら情報を「命を守るための早めの避難に生かしてほしい」としている。公開ホームページは「京都府河川防災情報」で検索。国交省の防災情報ともリンクしている。

 【危機管理型水位計増設場所】法川(北小谷ケ丘、桃映中学校近く)▽大谷川(石原、遷喬小学校近く)▽田中川(大江町二箇)▽細見川(三和町中出)▽榎原川(榎原)▽雲原川(雲原)▽佐々木川(野花)

 【簡易型河川監視カメラ設置場所】宮川(大江町二俣)▽牧川(下小田)▽同(夜久野町額田)▽和久川(拝師)▽土師川(三俣)▽弘法川(上荒河)▽同(下荒河)▽同(下篠尾)

写真上=増設した危機管理型水位計。ソーラーパネルで電力をまかなう(石原、遷喬小学校近くの大谷川)
写真下=簡易型河川監視カメラの映像をホームページで見ることができる(弘法川・下荒河)

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