やっとオープンできた 地域の交流拠点施設・三和荘
2020年06月03日 のニュース
京都府福知山市三和町寺尾の交流拠点施設・三和荘(山脇達也支配人)は、宿泊や日帰り入浴、レストランなど営業を1日に全面再開した。従業員は訪れた常連客から「再開おめでとう」と激励を受け、胸を熱くした。
指定管理者の特定非営利活動法人丹波・みわ(竹添透理事長)が運営する。新型コロナウイルスの影響で、4月18日から休館の措置を取ったが、5月20日には、テニスコート、運動広場など屋外スポーツ施設の利用を始めた。
段階を経て、1日にほぼ通常通りの営業となった。休館期間には再開に向けて、ロビーや風呂などの設備を従業員らで修繕。その間に地域の人から、いつから再開するのかの問い合わせや激励の電話を受けたという。
感染予防策は市などのガイドラインに沿って、窓口にシートを設置し、レストランの席は間が空くように案内。浴場のサウナと水風呂は当面利用を停止するほか、レストランの営業時間を1時間短縮し、午後8時までとした。
山脇支配人(48)は「やっとオープンにこぎ着けました。地域の人に心温まる声を掛けてもらい、大変ありがたいことです。一緒にこの困難を乗り越えていきたい」と話す。
来館した常連客の70代男性は「良い施設で、コロナの前はほぼ毎日来ていました。ここが開いていなかったらどうしようもない。久しぶりに食べたランチはおいしかった」と喜んでいた。
写真=食事の会計をする来店客